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J'aDoRe JUN ONLINE(ジャドール ジュン オンライン)

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奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

ファッションを学んで辿り着いたのが奄美の“泥染め”

鎌倉で生まれ育ち、奄美大島に移住した夏八木 こと(なつやぎこと)さんは、パリでオートクチュールを学んだ後、2006年に大島紬を勉強するために奄美大島に移住。大島紬を作る行程でもっとも重要な“泥染め”を学ぶうち、その魅力に取り憑かれた一人だ。現在は鎌倉と、泥染めの工房を構える奄美を行ったり来たりしながら暮らしている。

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

“泥染め”を新しいファッションと融合させて

夏八木さんは、奄美大島の伝統工芸である“泥染め”の手法を用いたファブリックで作った、ウエスタンシャツを中心としたブランド「MUD WESTERN(マッドウエスタン)」を立ち上げた。大島紬だけではない“泥染め”のファッションを、奄美大島の工房から世界へと発信している。

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

自然の力を借りて人と環境に優しいものづくりを

奄美大島に1300年以上も続く染色技法であり、島の伝統工芸である“泥染め”。世界でもここ奄美大島だけで行われている天然の染色方法だ。その名のごとく、泥の田んぼに幾度となく入り、布を染めていく。 泥染めに使われるのは島内に自生する「テーチ木」(シャリンバイ」の奄美方言) 車輪梅という木。これをチップ状にして釜で2日間煮出し、数日寝かせる。この車輪梅の液で染めること20~30回で、糸は赤褐色に変わる。それを泥田の泥につけると、車輪梅のタンニンが泥の鉄分と反応して黒く変化する。 この工程を何度も重ね色を出していく。写真は『福木』(ふくぎ)と呼ばれる植物で煮出すとクリーム、イエロー系の染料の原材料となる。福木は奄美や沖縄などに多く、防風林、防潮林、火事防止の火事場木(方言でクアジバギ)に使われており、家を守り福をもたらす木から幸福の黄色が取れるという植物です。

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

世界のモードも注目する、奄美の “泥染め”を極めて

「染めの回数を重ねる毎にグレーから色味は深みのある茶色に染まってゆきます。この色に魅了されYOJI YAMAMOTO(ヨウジヤマモト)など世界で活躍するデザイナー達が、泥染めを依頼しにきます」と夏八木さん。 カエルやイモリなどが暮らす天然の泥田に腰までつかり、布を幾度となく泥に浸して茶色に染めていく。泥染はお米を作っていた水田が発祥。現在、島でお米を作っているのは2箇所のみとなっていて奄美の泥田が畑や水田などに変えられ少なくなってしまった。泥田は使う人がいなくなり藪と化していたり、紬より確実に生活の糧になるキビ畑に変わってしまっている。

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

伝統を次世代へ繋げていくメッセンジャーとして

夏八木さんがライフワークとしているのは、「伝統美プロジェクト」。奄美の “泥染め”をはじめ、日本独自の風土に根付いた数々の伝統工芸は今、コストや後継者の問題で消滅の危機に晒されている。「消えゆく伝統工芸の美しい技術を、若い世代にも取り入れやすい形で伝えていく。それが私の役目です」。

〈Profile〉
高校卒業後カリフォルニアに渡米し、短大のファッション科を卒業。その後パリの服飾専門学校でオートクチュールを学ぶ。卒業後フランス人デザイナーのアシスタントの仕事を通してアトリエ内やパリコレクション準備等のクリエーリョン分野を経験し、又、展示会、ショールームを開催している会社で主にデザイナーとのコミュニケーション、コレクション販売やトレーディング等のビジネス面を担当。後、ヨーロッパ特有の融合文化の中、色々な素材と出会い、その魅力を生かした個性のある”アート”デザインを始める。その過程で、以前から母の影響で興味を持っていた自国の伝統美、”着物”をより深く学び、伝統を継承、後には世界に発信して行きたいと言う願望の元、”DENŌBI PROJECT”を発案。この企画に基づき、これまで外へ、他国へ向けていた目をうちに向け、次世代に伝統の大切さを伝えて行く為に、自分の出来る事から始めたいと言う思いの元日本に戻って来た。アメリカ、フランスでファッションスクール卒、大島紬の技法である泥染の深みのある色に魅せられ、パリから奄美に移住して泥染と大島紬を使ったウェスタンシャツのブランド、『MUD WESTERN(マッドウエスタン)』を始める。
https://www.facebook.com/mudwestern/

島のスローな暮らし、大自然を堪能する奄美大島へ動画でトリップ!

奄美大島で暮らすスローでリラックスした自然体なライフスタイル。憧れのリゾートライフ、注目のスポットなど、奄美大島のリアルな”今”をショートムービーでお届け。バックに流れる曲は、いま奄美でもっとも注目されるシンガーソングライター 森 拓斗(もりたくと)さんの『SLOW LIFE』(スローライフ)。奄美の美しい自然、森拓斗さんの美しい声がとてもマッチ、まさに『SLOW LIFE』。

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

奄美大島在住の“旅する”シンガーソングライター

ロックでもない、サーフでもない、レゲエでもない。でもそのすべてのグルーヴをまといつつ、そこに島唄のようなブルージーな歌詞をのせて歌う。そんな独特のスタイルを持つのが、いま奄美でもっとも注目されるミュージシャン、森 拓斗(もりたくと)さん。奄美大島在住、旅するシンガーソングライターだ。

〈information〉
https://www.facebook.com/takuto.mori.1

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

森 拓斗さんの感性に触れられるスローなカフェ&バー

そんな森さんが経営するのが、スローライフな雰囲気が漂うカフェ&バーMUBLIME(マブライム)。スローフード(その土地土地の風土にあった 伝統食文化・農業を大切にするための運動)を目指し、奄美の食材を中心に国産の食材のみを使用している。

〈information〉
Cafe & Bar MUBLIME (マブライム)
住所/鹿児島県奄美市名瀬金久町2-13 森山ビル2F
電話/0997-69-4608
http://mublime.amamin.jp/

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

奄美大島から発信するニュースタイルの島唄

奄美大島で生まれ育った森さんは、中学二年の夏に友達の誘いでバンド活動を開始。高校卒業後に上京し、弾き語りをはじめる。アコースティックユニットなどでの活動を経て島へ帰り、現在は奄美大島を中心に活動中。 森 拓斗さんの楽曲『SLOW LIFE(スローライフ)』は、J’aDoRe奄美大島編のショートムービーBGMとして使用。

〈information〉
イベント告知 6月5日 GoMe LIVE 決定!!!仲間の繋がりから生まれたこのLIVE!
奄美大島のシンガーソングライター
【 森 拓斗 】彼の優しく力強い歌声が、沖縄の大自然に響きます!
◾︎日時◾︎6月5日(日)OPEN 18:00 / START 19:00
◾︎場所◾︎カフェバーGoMe(ゴーミー) 沖縄県国頭郡恩納村山田2816 TEL 098-989-1772
◾︎料金◾︎入場無料、投げ銭LIVE(ドリンク、フードのご注文をお願いします)
Facebookページ
https://www.facebook.com/53club

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

日本で唯一、ここだけで造られる幻の黒糖焼酎

日本で唯一、奄美郡島だけで造ることができる黒糖焼酎。地元の人にもファンが多い「長雲」「一番橋」「山田川」という銘柄を手掛けるのは、1957年から焼酎を造りをしている山田酒造。三代目の山田 隆博(やまだたかひろ)さんは、奥様とご両親の家族4人で4つの銘柄を造っている。

〈information〉
山田酒造(やまだしゅぞう)
住所/鹿児島県大島郡龍郷町大勝1373番地8号
電話/0997-62-2109
※酒造での黒糖焼酎の販売はしておりません。
※酒蔵見学希望の場合は、要問い合わせ。

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

小さな酒造所だからこそ叶う、じっくり丁寧な酒づくり

「小さな蔵で造るので生産量は少ないのですが、そのぶん手が掛けられ、それが山田酒造の特徴でもあり、黒糖の風味になっているのかもしれません」と山田さんは語る。月に1度タンクで貯蔵している黒糖焼酎をかくはんするのも、すべて手作業で行う。黒糖を加熱して溶かし液状にしたものを加える黒糖焼酎は、湯気と一緒に香りが飛ばないよう、溶かす温度をほぼ常温にして風味を閉じ込めた新しい手法で造ったのが銘柄『一番橋』である。

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

島のアイデンティティでもある黒糖が原材料

創設者の祖父が焼酎を造りはじめたのは、奄美が日本に復帰した昭和28年頃から。黒糖焼酎の製造が奄美郡島だけで認められている理由には諸説あるけれど、アメリカ統治下時代から島では黒糖焼酎は造られていて、日本復帰の際に復興の意味も込めて認められたそう。島の名物である黒糖と、人々の暮らしが密接であることを思わせるエピソードだ。

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】

創業時から続くまろやかな風味を守り続けて

人気の銘柄「長雲」は、沖縄県産の黒糖を使い2年貯蔵したもの、それをさらに5年以上寝かせたものが「長期熟成長雲」。龍郷町を横断する長雲山麓にちなんで名付けられた「長雲」は、創設者である隆博さんの祖父の代から続く代表銘柄。ラベルも機械を使わず、一枚一枚すべて手で貼っていく。

癒しのビーチリゾート!奄美大島の見所を動画でチェック!

奄美大島の大自然を背景に、メンズ&レディースの大人カジュアルを提案。朝ヨガのワークアウトスタイルから浜辺でディナーのドレスアップ・オケージョンまで、シーンに合ったリゾート・ファッションをお見逃しなく!

奄美大島の“気になるあの人”に会いに 【後編】
J'aDoReが完全ガイド!大人の週末旅、奄美大島を感じる2泊3日

奄美大島を感じる2泊3日の大人の週末旅の特集では、J'aDoRe目線で島の魅力的なスポットを2週に渡ってナビゲイト。奄美大島親善大使、サーファーのNAKIさんが紹介する、島在住のキーパーソンも、2週連続でクローズアップ。全4週の更新をキャッチすれば、“いま”の奄美大島がカバーできる完全ガイド!

Vol.1 2泊3日で巡る大人の週末旅 〜癒しの奄美大島〜【前編】
Vol.2 2泊3日で巡る大人の週末旅 〜癒しの奄美大島〜【後編】
Vol.3 奄美大島の"気になるあの人”に会いに 【前編】
Vol.4 奄美大島の"気になるあの人”に会いに 【後編】

CREATIVE DIRECTION : MIHO KINOMURA
PHOTOGRAPHER : RYOSUKE YUASA PHOTO ASSIST : MASAKASTU YOKOYAMA
MODEL : ELLEN & HECTOR ( BARK IN STYLE )  HAIR & MAKE : TERUYUKI MATSUMOTO
AMAMI COORDINATOR : YOSHIHITO MIDORI  FILM DIRECTOR : MIHO KINOMURA  
EDITOR : HIROSHI IMAIZUMI ( DOCUMENTARY MOVIE ) / MITSUHIRO MORITA ( MODEL MOVIE )
MUSIC : SLOW LIFE by TAKUTO MORI (DOCUMENTARY MOVIE MUSIC )
MUSIC : ONE DAY by MITSUHIRO MORITA (MODEL MOVIE MUSIC )
DESIGN : ASUKA WATANABE  TEXT : WAKAKO SHUDO
SPECIAL THANKS : NAKI
PRODUCTION : STUDIO D.O.G.INC

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